(VOVWORLD) - 外国人専門家の中から新型コロナ感染者が相次いで出ていることを前に、外国人専門家の受け入れを慎重に検討する方針です。
記者会見で発表しているトゥアン保健次官 |
5日午後ハノイで行われた政府の4月の月例記者会見で、チャン・ヴァン・トゥアン保健次官は、ベトナムは外国人専門家の入国を禁止しないながらも、外国人専門家の中から新型コロナ感染者が相次いで出ていることを前に、外国人専門家の受け入れを慎重に検討する方針であると明らかにしました。
トゥアン保健次官によりますと、先ごろ、首相は外務省・国防省・保健省・公安省・交通運輸省の5つの省からなる作業部会を再開するよう求めました。この作業部会は、新型コロナ予防対策の強化と、外国人専門家の効果的な受け入れという原則に基づいてそれぞれの外国人専門家の受け入れを検討してゆくとしています。
一方、新型コロナが企業活動に大きな影響を与えていることを前に、計画投資省のチャン・クォク・フォン次官は、企業への補助政策を作成中であると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「2020年、国家銀行は銀行の融資や手数料の削減に関する決定1号を発布しました。また、2021年4月に、決定1号の幾つかの内容を改正するために決定3号を発布しました。そして、財務省は企業の付加価値税や法人税、そして、個人所得税、土地税の納税期限を延期するための決議52号を発布しました。」
なお、この決議52号により、納税期限が延長される各種の税金は115兆ベトナムドン(日本円で5750億円)にのぼっています。